2007年01月03日
第1日 ケアンズ から チャータータワー (1)

本日のツアールートです。

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オーストラリア線は成田を遅く出ます。
この時間のフライトは、オーストラリアとハワイぐらいです。
時差も、1時間から2時間(オーストラリアの州と夏時間の実施の有無で変わりますが)。
フライト時間も今回はケアンズなので8時間を切ります。
ですので、成田を20時過ぎに出てもケアンズには朝の4時台と言うとんでもない時間に着いてしまいます・・・・
(もう少しどうにかならないのか?)
ところで・・・
今回のツアーを計画している最中に唯一心配な事がありました。
それは、今回のツアーの中で最も行って良いほど重要な物・・
車 なのです。
予約までは、インターネットと電話で順調に予約は出来たのですが・・・。
リターン日時や場所の変更などの連絡を12月の頭からしているのですが、まったく連絡が取れない状況なのです。
メールを出してもリプライはないし、電話をしても誰も出ないし・・
ただ、Web上ではリザーベーションの確認は出来る。
(でも、モディファイのボタンを押すとエラー)
念のために、他のレンタカー会社に4WDのアウトバックに向かえるようなクロスカントリー車を保険で予約を入れようとしたのですが、ケアンズという田舎のせいもあり、何処も空きは無し・・・
もし、車がなければ全て計画が狂ってしまう。
狂うどころか中止になってしまう・・・
そんな不安を隠しつつ、ケアンズ空港のレンタカー窓口へ・・
(^_^)/
やっぱり・・・・
朝早い(5時台)なので、誰も係員はいない。
(勿論、この到着時間は事前に知らせてある)
でも、オーストラリアでは田舎の空港では電話だけが置いてあり電話を掛けると向かえに来るシステムが一般的だ。
焦らずに、カウンターにある電話の受話器を取り電話を掛ける。
「プルプル・・・プルプル・・・」呼び出し音が鳴る。
何回呼んでも掛け直しても電話は誰も出ない・・・
自分自身に、
「ここはオーストラリアだから・・・」
と言い聞かせ。
しばらくしてもう一度、受話器を取る。
受話器の奥から「ハロー?」と、そして「今はダウンタウンのオフィスにいるので直ぐに行くので待ってて!!」と若い女性の声。
ちょっと安心。 (#^.^#)
そこから、20分まっても30分待っても、その彼女は来ない。
「ここは、オーストラリアだから・・・」
そして一時間ほどたってか、ようやく女性が登場。
早速、一番心配していた予約の確認。
予約は、確かに入っていた。
良かった・・・・・
(ちなみに、変更の数々のリクエストはまるで、入って居ませんでした。(^_^)/)
それでは、手続きをと・・・ すると
彼女曰く、
「4WDでないと駄目?」
キタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━━!!!
「貴方にアサインをしていた4WDが、まだ前に借りている人が返却をしていないんだよね」
なにー!!
有る程度、問題は予測をしておいたが、そう言う技で来たか!!
「絶対に4WDで無いと困る。 旅行自体の続行が不可能になる」
そうしたら彼女、色々と電話をし
「ちょっと待っていて」 と行って、何処かに消えていってしまいました。
待っている間に、カウンターの隣に4社レンタカー会社が並んでいたので、それぞれの受付に、
「4WDは有るか?」 と聞くと、
「無い、無い!!」 との答え。
流石に、土壇場では無理かと思っていると、4社目の受付で
「ここに有るカウンターがある会社は、全部車を相互で融通して居るんだ。 だから、一社が無ければ、何処も無いんだよ。」
なに?! そうなの?
そんな事を話している間に、彼女が戻ってきた。
「1つ相談なんだけれど、10時にケアンズのダウンタウンの営業所で車を用意出来る様になったから、それで手を打たない?」
「その用意した車って、本当に4WD?」
「本当に4WDだわ。 そうそう、ご迷惑をおかけしたお詫びに$20ディスカウントするから、ディスカウント料金でダウンタウンまでタクシーに乗り美味しい朝食でも食べてよ!!」
こちらとしては、本日ケアンズから約200km走ってTOWNSVILLEで、食料・アウトドアイクイップメント・ジェリカン等々を調達して、更に150km走ってCharterTowerでキャンプを張らなければならない。
ケアンズで、ゆっくりしている時間などはまるでないのだが・・・
でもこれ以上の交渉の余地はないか・・・
「ここは、オーストラリアだから・・・」
2007年01月03日
第1日 ケアンズ から チャータータワー (2)

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気を取り直して、タクシーに乗ってダウンタウンへ向かう。
タクシーの運転手に
「今日は、暑いの?」
「すごーく暑いよ!!」
既に時間は8時になっていたので、ケアンズのセントラルのモールに行けば、朝食も買い物の一部も出来ると思い
「ケアンズのステーションまで行って。」
「OK」
途中、この時期特有のスコールが降り出してきて、駅へ到着。
料金を支払ってタクシーから降りる。
奥様が
「ちょっと、どこも店が開いていないような気がするんだけれど・・」
(^o^)/~~~~~オーイ
ターゲット・コールズ・・・・ 何処も空いていない。
でも、駅なので朝食ぐらい食べられるだろう、きっとレッドルー(オーストラリアのKFCみたいな、マックより数の多いチェーン店)ぐらい有るだろう。
それが、なーんと駅自体の建物が閉まっている。
良くドアを見ると、「今日は10時から」・・・ (゜◇゜)ガーン
しばらく呆然・・・・
タクシーも居なく、エスプロネード(海沿いの賑やかな繁華街)まで、重い荷物を転がしながら歩く・・・・
既にスコールは上がり真夏の、日本では考えられないぐらい強い日差しが容赦なく降り注ぐ中をテクテク・・・
やっと海岸近くのカフェに入り込む。
そこで、美味しい朝食を頂く。
写真に写っているお兄さんが、ちゃーんと美味しいラテも入れてくれる。
食事が終わりゆっくりしていたら、お兄さんが
「HappyNewYear!!」と行って、魚の形をしたジェリーを持ってきてくれた。
「これは、縁起物なんだ」
そうなんだ。 何だか嬉しくなって、食べる前にシャッターをパチリ
そして時間も9時を過ぎていたので、レンタカーのオフィスに向かった。
2007年01月03日
第1日 ケアンズ から チャータータワー (3)

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レンタカー会社のオフィスは、カフェから歩いて5分も掛からない所だった。
「ハロー、今朝空港で・・・・」
「聞いているよ!!」
良かった・・・・
「でも、まだ車が戻ってきていないんだ・・・」
キタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━━!!!(2)
「でも、後1時間ほどしたら帰ってくると思うから、それまで散歩してきてよ」
おいおい。
「車は、今どこにあるの?」
「空港だよ」
(=^0^=)/
わざわざ、何の為にダウンタウンまで来たんだ、俺たちは。
「ここは、オーストラリアだから・・・・」
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散歩と、スーパーが開きだしたので、食材を購入して一時間ほどして戻ってくる・・・ すでに時計は11時近く
朝の5時前には着いていたので、すでに実質半日がつぶれている
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「おかえり、いま車を掃除しているから、少しまっていて」
その少しが、約40分・・・・・
「ここは、オーストラリアだから・・・・・」
そしてついに車が運ばれてきた。
ん??
まさか、だよね・・・・・
何じゃ、これは?!
真っ赤な車が止まっている。
鼻先には、スリーダイヤモンド・・・
どうみてもクロカンではない。
「おまたせ!! ナイスな車だろう?!」
「・・・・・・・・・・・・・」
これは、確かM自動車のアウトランダーと言うくるまだ。
確かに4WDだが、話が違いすぎる。
でも、こんな柔な車で、シンプソン砂漠を爆走できるとは思えない・・・・
でも、ここで駄目出しをしても代替がない・・・・
取り敢えず、これに乗って行けるところまで行ってみよう。
時間も無いし。
取り敢えず、ハンディGPSのガーミンをバックから取り出しフロントにセット。
ようやくケアンズの街を出発したのは、11時30分をまわっていた。
「ここは、オーストラリアだから・・・・・」
2007年01月03日
第1日 ケアンズ から チャータータワー (4)

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とにかく時間が無くなった。
TOWNSVILLEに向かう、ブルースハイウェイは、日本で言う東海道みたいな位置づけの道路で、車もそこそこ多いので、飛ばせない。
また、このハイウェイで以前、私も妻も仲良く一回ずつスピード違反で捕まっている。(#^.^#)
TOWNSVILLEには、結局3時間で着いた。
急いで買い物!!
明日から、田舎に入るのでこの街は最終日のBRISBANEまでの最後の大きな街である。
水・ジェリ缶・食料・サンダル・・・・
そして、日本で散々調べたアウトドアガスのキャニスター。
メインストーブは、MSRのドラゴンフライを用意しているのだが、万が一の為に、スノーピークの「地」と灯り取りに「天」を持ってきた。
ただ、ニュージーランドでは入手しやすいキャニスターガスがオーストラリアでは、みんなあのでかいプロパンボンベを使うために、本当に入手しずらい。
TOWNSVILLEで入手が出来なければ、今回のツアールートでは絶対に入手不可能だろう。
と言うわけで、予め調べておいた2店舗を廻った。
写真の上に店は、「アドベンチャー・イクイップメント」 下の店は、一応オーストリアのアウトドアチェーンの「キャンピング・ワールド」と言う店だ。
先に行って店が、「キャンピング・ワールド」だったので、そこにはコールマンのエクスポーネント用のキャニスターが置いてあったので、それを購入。(でも、こんな熱帯で何でエクスポーネント?)
ちなみに、ガスは620gで$15。 高い・・・・
そう、アウトドア天国のオーストラリアは道具類は総じて高いです。
ちなみにこの店には、韓国のKOVA社(ニュージーランドでも結構シェアがあった)の、あきらかに「天」のコピー商品が置いてあった。
その後に行った「アドベンチャー・イクイップメント」には、なーんと、「地」も「天」も「ギガパワーガス」も有った。
それらを調達して、そこからいよいよ、西に舵を切りアウトバックの入口の街、CharterTowerへ向かい、日が暮れる前の18時にようやく到着をした。
ここのキャンプ場は、オーストラリアで「BIG4」と組織化されているキャンプ場で、ニュージーランドの組織の「Top10」と相互提携をしている。
この2つの組織のキャンプ場は、設備・サービスにRegulationを設けているので外れはないので安心して泊まれる。
ちなみに、我々は「Top10」の会員であるために10%のディスカウントを受けられた。
キャンプ場のオーナーは、いつまでたっても到着をしない我々を心配して待っていてくれた。
そして、Off-seasonのがらがらだが綺麗に整備されたキャンプ場に案内をしてくれた。
妻が、ESBITを上手く使って、ご飯を炊いてくれて、それを食べて早々に休むことにした。
それにしても、初日からこの状況である。